石川梨華&吉澤ひとみのスペシャルイベント 清涼3本勝負でいけないでしょうか

8/20、新宿SPACE107で開催されたイベントに行ってまいりました。
久しぶりに我らが吉澤ひとみさんと石川梨華さんが揃う現場なんで、楽しもうではないかー!な気分で着席してみました。


19:00を過ぎて、吉澤さんと石川さんが登場。何をやるのか聞かされていないとのことでしたが、芸歴10年の気心が知れた二人なためか、なんとかなるっしょな雰囲気です。と、そこへ、古厩智之さんという監督が登場。真野恵里奈さんと℃-ute矢島舞美さんが打ったという電報を手に持っていて、ごくごく自然にダニエルくんを吉澤さんへ、キティちゃんを石川さんに渡して、吉澤さんが事務所ライクな電報を読み上げます。本当に真野さんと矢島さんが出した電報なのか、疑う二人。それより前に、キティちゃん&ダニエルくんの電報は普通結婚式や披露宴に出す電報じゃないの?と疑わない二人にびっくりです。監督も指摘しないしw のっけらから面白い予感。


今回行うのは「エチュード」。即興劇だそうです。監督からのお願いはコメディには持ってかないで、だそうで。アドリブで面白おかしくするのが好きな吉澤さんに釘が刺さりましたw


2時間半も出演してくれていたので、ポイントだけおさらい。


・起承転結を知らない石川さん
(0^〜^)<ぜってーわかってない!
と嬉しそうに断言し、石川さんの半ギレをゲット! そして急性腸炎も言い辛そうだった石川さん。4文字の漢字に弱いんです。


・監督のネタ出しの例は「初体験」
(0^〜^)<何の初体験ですか?
( 監督 )<セックスです
(0^〜^)^▽^)<……
全く同じ表情で固まる吉澤さんと石川さんw アップフロントが誇る中二男子キャラと処女キャラの二人にこの例えをぶつけてくるチャレンジャーな監督。当事の八丈島の民宿は古い上にボロくて、ムカデがぼとぼと落ちてくるそうですが、全然大丈夫だそうですYO!
じゃなくて、もしこのネタでエチュードやることになったとしたら、


東京アリスの悪夢、再び!


が、一瞬頭をよぎりました。
(0^〜^)<できませんから!
と、拒否反応してた吉澤さんですが、たぶん難なく監督役を演じきることができると思いますw


Wikipediaを知ってる吉澤さん
狼も見てる予感…!


エチュードのテーマは「衝突」
吉澤さんと石川さんとの間では、衝突が全くないそうです。個性の強いメンツに囲まれて、人間関係が徹底的に受身な吉澤さんが磨きに磨いた危機察知・回避能力は伊達ではありません。


・お助けマンの金剛地武志さん
渾身のエア・ギターを披露。でもエチュードやったことないそうです。
(0^〜^)<お助けマンじゃないじゃないですか
ごもっとも。


・石川さんのネタは「妹さんとのケンカ」
隣に吉澤さんがいたことで随分リラックスしていたのか、妹さんの実名を気づかずに出してました。焦る石川さん。でも、その場にいたヲタのほとんどが、妹さんの名前も顔も知ってたと思います。なので、ノープロブレムw
なお、石川さんは姉妹間で諍いが起きると、ママにチクるそうです。


・吉澤さんのネタはなかなか決まらず
あいこさん(吉澤さんの母)にビールを冷やしておいてと頼んだのに、忘れ去られた。コンビニへ走って買おうか迷ったけど、めんどいので焼酎を飲んだ。1分くらいで終わるネタのため、持ち越しw


金剛地さんのネタは「同棲中の彼女とのケンカ」
ゴミが分別できないそうですよ。あと、グリーンカレーから始まって、過去のことをほじくり出された挙句、「自分のことしか興味ない」と責められるそうです。


・吉澤さんのネタは「ミキティの悩み」
マジで他者との摩擦がないのか、ネタ出しに困窮する吉澤さん。見かねた石川さんが出したネタがガッタス・ハワイ合宿(FCツアー)でのミキティネタ!キャプテンモードに入った吉澤さんはイケメンテイストばりばり。しかし、吉澤さんのメンバートークはかなり面白いですね。そして、問題児だらけのガッタスメンで、毎回問題児を丸投げされる吉澤さんであることが垣間見れました。


15分間の打ち合わせをするために、一旦控室にはける吉澤さんと石川さんと金剛地さん。場を持たせるために監督は、BS-TBSの編成本部部長兼総括プロデューサー、丹羽多聞アンドリウさんとトークしてました。


打ち合わせから戻ってくると、エチュードの順番決め。ネタ元が主演兼監督兼演出です。


(1)吉澤さんネタで、ミキティ:石川さん
(2)金剛地さんネタで、カナコさん(仮名):石川さん
(3)金剛地さんネタで、カナコさん(仮名):吉澤さん
(4)石川さんネタで、マリアさん(仮名):吉澤さん


だいたい目安は7分だそうですが、1だけ4分半ぐらいで終わってしまいました。4は会場の使用時間の関係で駆け足でしたが、きっちり終わらせるところがさすが。石川さんの妹も吉澤さんも、石川さんの扱い方を良くご存知だそうです。


エンディングも3分でさくっと終了。


即興劇ということで、なかなか面白かったです。特に金剛地さんネタの時に、同じカナコさん(仮名)役を石川さんと吉澤さんのダブルキャストで演じた時は、違いが明らかでした。演じる順番による影響は多少あったかと思いますが、拗ねる石川カナコさんと責める吉澤カナコさんを何とか捌ききった金剛地さんも地力のある役者さんだと感じました。


もっとも印象に残ったのが、吉澤さんのミキティネタに関する石川さんの反応です。「衝突」というテーマでネタが出てこない吉澤さんに助け舟を出す形となりましたが、ネタ出しの時はノリノリだったのに、いざエチュードが始まると、ひたすらイジケモードなミキティを演じていました。確か吉澤さんの話では、ミキティはボロボロ泣きながら切々と素直になれない自分の心境を語っていたということだったと思いますが、石川さんが演じるミキティはだいぶ様子が違うのです。その様子に途中から半笑いになっていた吉澤さん。なんだ?この妙なムードは?と感じたわけです。


極私的解釈ですが、石川さんは、あのハワイのレストランの外で吉澤さんと藤本さんの間でどんな会話が交わされたのかをずっと気にかかっていたのではないでしょうか。エチュードのテーマにかこつけてその内容を聞き出すことに成功したまでは良かったのですが、いざ自分がミキティを演じるとなると、正対照な性格と普段の心の距離感が災いして、どうにもミキティの心理に寄り添うことができなかったのだと思います。石川さんの別の意味で気まずい思いを気づいたのか、吉澤さんはかなり早い段階で石川さんの肩を抱き寄せ、4分半で切り上げてました。


いじらしいよ、石川さん!


真実は闇の中ですが、しょうがないなぁという吉澤さんの表情を見るに、中(あた)らずと雖(いえど)も遠からず、かなぁと思う次第です。


今回はかなり実験的な試みだったと思いますが、なかなか楽しめました。エチュードは演技の訓練に取り入れられたりしているそうなので、また機会があればチャレンジして欲しいです。有料で公開せずとも、継続的に行えば、表現力やアドリブ力の向上にも繋がります。演技だけでなく、簡潔に分かりやすく状況を説明する力もついてきますしね。特に、一部不適切な例があったものの、古厩監督のネタの聞き出しの仕方や話のまとめ方、演技に関する注意点などは、二人にとって大変参考になったのではないかと思います。


そうそう、金剛地さんと吉澤カナコさん(仮名)の後半で、誰だか分かりませんが、携帯電話のコールが鳴ってました。観客の誰かでしたら、即興劇は空気感が大切ですので、必ず電源を切りましょう。関係者だとしたら、わざとなのでしょうか?でも吉澤さんも金剛地さんも仕切り直しに即対応。なかなかすごいです。まあアンドリウさんが会場にいる・いないに関わらず、こういったイベントは何かのテストの側面があったのかもしれませんので、吉澤さんも石川さんも自分の良さをしっかり出して、次に繋げて欲しいと願っています。演技の経験値はまだまだですが、華もあり、伸びしろもある二人を今後とも宜しくお願いします。>古厩監督&丹羽多聞アンドリウさん